吉野本葛 | 本葛きり
吉野葛とは、奈良県吉野地方で採れた葛根を大宇陀にある精製業者のもとに運び、ここで葛根から抽出された澱粉を純白になるまで根気よく水で磨き上げた葛粉の塊のことをいいます。
その昔澱粉といえばこの葛根でしたが、じゃがいもやさつまいもの澱粉が大量に出回るようになり、だんだんその比重が減少していきました。しかし、漢方薬にも使われる(葛根湯など)この葛根の右に出る澱粉はなく、現在もなお和菓子や料理などに珍重されています。
奈良県以外では石川県、福岡県なども産地ですが、やはり全国的に有名なのは質量ともに群を抜く奈良県産でしょう。そういうわけでここでは葛粉のことを吉野葛と呼ばせてもらいます。
さて、この吉野葛どういう風にして作られるのでしょうか?順を追って説明していきますと、
一、葛根を掘り生葛をつくる
吉野葛と呼ばれる理由はこの原料となる葛根が栽培することが出来ず、吉野の山奥で収穫されるからに他なりません。根にもっとも澱粉が蓄えられる11〜4月の寒い時期、「掘り子」と呼ぶ人たちの長年の経験と勘とによって吉野の山中から探し当てられた葛の根が掘り起こされ、こなごなに粉砕されて綺麗に整えられたものを生葛(なまくず)といいます。この生葛の状態で大宇陀地方にある葛屋さんに渡されます。
二、撹拌
一年で最も寒い時期、大宇陀ではこの生葛を撹拌して豊富に湧き出る冷たい地下水で洗い流すことにより、汚れやあくを取り除いていきます。
三、沈殿
次にこの撹拌した生葛を沈殿させて澱粉質を分離します。これをさらに二の撹拌工程に回し二→三のサイクルを何度も繰り返すことで純白の輝きをもつあの吉野葛が誕生するわけです。
しかし、洗えば洗うほど良い葛ができるかというとそう話は簡単ではなく、繊維質など吉野葛であるために必要なものまで流してしまわないところで止めなければなりませんから大変な技術を必要とするわけです。
四、乾燥
二→三の工程を8回くらい繰り返した後、風通しの良い倉庫に運び乾燥させます。
五、完成
50日くらい自然に乾燥させて、やっと吉野葛が誕生します。葛の根を掘り起こしてから白いダイヤのような純白の吉野葛が出来上がるまで、なんと2ヶ月余りを要しているわけです。
現在も一部機械化されているところを除けば殆んど手仕事で生み出されるこの吉野葛、味わって頂ける機会がありましたら、この生い立ちに思いを馳せてみてはいかがでしょう?
奈良大宇陀にあって四百年の歴史を誇る吉野葛専門のメーカー森野吉野葛本舗の葛粉です。最近馬鈴薯でんぷんをブレンドした吉野葛が増えてきたため、これらと区別するために「本」の字を入れておられます。(「本」が入っていないからといってブレンドものとは限りません)
| 商品名 | 吉野本葛 |
|---|---|
| 商品写真 | (写真は300g。右端は100g) |
| 品質表示 | 準備中 |
| 商品説明 | 100g入り袋と若干お徳用の300g入りの2タイプがあります。 この吉野本葛と鹿児島県産のねりごま、流し缶などをセットにし、ご家庭で本物のごま豆腐が簡単に作れる、ごま豆腐手作りセットごま豆腐手作りセット「吉野山」もあります。 |
| メーカー | 森野吉野葛本舗 |
| 商品コード | 10430101 |
| 価格(税込み) | 1,680円(300g) |